徳川家康の菩提寺「増上寺」。年間約100万人が参拝する。元々、増上寺は1393年に現在の千代田区で酉誉聖聰上人が創建された。移転した理由は徳川家康公の思惑。「鬼門」は鬼が出入りすると言われる北東の方向。「裏鬼門」は北東の逆方向である南西の方角。家康が戦地にも持っていった勝運を招くという黒本尊が収められた厨子。境内には6人の将軍と正室や側室など38人が埋葬されている。2代秀忠公とお江の方が一緒に合祀されている。14代将軍の家茂と皇室から嫁いだ静寛院和宮夫妻も中が良かったという。増上寺では現在、「宝物展示室」で所蔵する貴重な文化財などを一般公開している。「三大蔵」は約1万2000点におよぶ仏教の教えが木管印刷された経典。
住所: 東京都港区芝公園4-10-17