生活への影響で特に注意が必要なのが洗濯物。黄砂が付着すると汚れや黄ばみの原因になる。黄砂は花粉よりも小さい粒子なので、服の繊維に入り込み服を傷める。さらにアレルギー症状も出やすい。神奈川県立循環器呼吸器病センター・小林茂医師は「黄砂を吸い込むことでアレルギー反応を起こすようなことが考えられる。鼻水、くしゃみ、目や皮膚のかゆみ、花粉と黄砂を同時に吸入してしまうと、より花粉症の症状が重く出る。花粉より粒子が細かいので、気道の奥まで入っていくのは大きな違い」と話した。黄砂の対策を紹介。洗濯物を部屋干し、換気など窓の開閉を減らす、外出時にマスク、服装を黄砂がつきにくいツルツル素材が良い。全国の花粉の飛散予想を紹介した。