現在台湾総統選の世論調査でトップを走るのは民進党・頼清徳候補だった。政策について「野党の主張を受け入れて台湾の主権を放棄し、台湾経済の自主権を犠牲にし社会への衝撃を我慢すれば、中国と平和を獲得することができると思いますか。できないのです。」と話した。親米・対中強硬を引き継ぐ姿勢とのこと。コロナ禍の経済対策で政府に不満をもった若者を中心に、民進党の投票を回避する動きがあるという。その受け皿となっているのは民衆党。柯文哲候補は、前台北市長で2019年に民衆党を立ち上げた人物。当初台湾総統選の台風の目になると注目されていた民衆党だが、ここにきて支持率が低迷しているという。一方でじわじわと支持率をあげているのは、国民党の侯友宜候補。中国との関係改善を掲げる親中派で、台湾警察のトップを務める経歴をもっている。