中国軍の台湾周辺海域での大規模な軍事演習は今年2回目だ。陸軍や空軍、またロケット軍などが参加した。CCTVでの中国の軍事専門家が登場し「今回の演習は時間帯や気象条件に左右されない全天候型、実践的な色合いが濃い」などと話した。台湾独立派の頼清徳氏が総統に就任して直後の今年5月にも軍事演習を行っている。台湾をぐるりと囲むように行われ、行政の中心台北の他花蓮、高雄など6つの場所は明示されていた。それらは台湾経済に欠かせない港を備えた地域で中国軍が制圧し物資の輸送を遮断すれば生活への影響は計り知れず演習では台湾の主要な港や地域の制圧も想定した訓練が含まれ経済封鎖も想定していた可能性がある。中国人民解放軍東部戦区は「台湾独立勢力に対する強い警告であり正当で必要な行動である」とした。また台湾側が公開した映像には中国海警局の船が映っていた。今回の演習では台湾本島を一周、モンスター船2901も参加していた。演習はきのうのうちに終了、台湾国防部は軍艦などに加え、戦闘機や無人機など125機を確認したと明らかにし、台湾周辺を飛行する中国軍用機としては1日あたりで過去最多だということ。