『時をかける少女』など是迄600もの文学作品を作り上げた筒井康隆さん。最後の小説集だと語る『カーテンコール』は25の短編集が綴られている。執筆活動への原動力は「反骨精神」などと語っており、「流行の小説がテーマであれば取り上げるが茶化す形で採用する。他人の言論に左右されてはならない」などと語っている。一番の難産であったと語る「時をかける少女」に登場した芳山和子も、今回の小説集に登場しており、「今の時代では必ずしも好意的に受け止められなくなった現実」を表現したという。今後については小説家としては活動しないが肩書は利用してエッセイは書いていく等と話している。