仙台市若林区にある深沼海水浴場。先月、14年ぶりとなる海開きを迎えた。震災前は多くの海水浴客で賑わっていたが、13年前の震災の津波で被災し海開きができずにいた。海開きの1か月前、深沼海水浴場で活動するライフセーバーの資格を取得する一回目の講習会が行われていた。初めてライフセーバーに挑戦する成瀬まあれさん。今年3月に高校を卒業し、今はプロサーファーを目指している。ライフセーバーの資格取得には水辺活動の基礎知識を学んだ後、レスキューボードなどを使った実技や学科の講習を3日間受け検定試験に合格する必要がある。講習3日目にはレスキューボードをうまく使い、おぼれた人役の救出に成功。安心したのも束の間、講師から新たな課題。講習をすべて受け、検定にも無事合格することができた。新人ライフセーバーが守る深沼海水浴場に14年ぶりに笑顔が戻ってきた。