きのう午前6時40分ごろ、宮城県の多賀城駅前を流れる砂押川の映像では津波が川を遡上しているとみられる様子が映っている。おととい発生したロシア・カムチャツカ半島を震源とするマグニチュード8.7を観測した大地震。 全国で発表された津波警報や注意報はきのう午後4時30分、約32時間ぶりにすべて解除された。津波の影響で船が港に入れず、海上で一晩を過ごしたという人たちは「無事に帰れてよかったです」など話した。林官房長官はきのう、今回の津波を巡る人的被害について死傷者が計11人いると発表。避難中の熱中症で11人が緊急搬送されたとしている。北海道では避難所として指定されている公立小中学校の体育館などの冷房設置率がわずか3.8%。災害時の暑さ対策への課題が浮き彫りとなった。一部地域での営業を停止していたヤマト運輸や佐川急便はすでに通常業務を再開しているが、きょう以降も一部地域で配達に遅れが生じる可能性があるとしている。気象庁は今後しばらくの間、同じ地域で地震活動が活発になる恐れがあるとして津波などに注意してほしいとしている。
住所: 北海道苫小牧市港町1-6-38
URL: http://www.jptmk.com/
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