来月に行われる自民党総裁選挙。小林鷹之氏はきょう、新潟市を訪れ、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致された現場を視察した。小林氏は週明けのあさってにも記者会見して立候補を表明する方向で調整。一方、立候補に意欲をにじませている茂木幹事長は総裁選への考えは夏の間に考えると述べた。岸田総理大臣が退陣を表明して以来、記者団の取材に応じたのは初めてだが、自身の意向については引き続き明言を避けた。また、上川外相は首相公邸を訪れ、岸田首相と会談。岸田首相が閣僚に対し、気兼ねなく論戦に臨むよう呼びかけたことに触れ、発言を受けて挑戦する気持ちになったと述べて立候補への意欲を伝えた。高市経済安保相は地元の奈良市で講演。複数の出席者によると、立候補に必要な20人の推薦人を集めていると説明した上で、立候補した場合の支援を呼びかけたという。今回の総裁選挙はほとんどの派閥が解散を決めた中、候補者が乱立する可能性がある。今後、推薦人を確保するための駆け引きが激しくなる見通し。