埼玉・草加市にかけつけたのは「おせいべい」。コメ価格の上昇を受けかなり影響が出ているという。国産の加工用米を使い作られているおせんべい。去年の秋以降、米の仕入れ値が3割以上、上がったためやむを得ず価格を1~2割上げたという。製造現場でも新たな困った事態が起きてしまっているという。この店ではひと月に900キロ仕入れているが、先月8割しか仕入れられなくなった。2割不足した分は原料米をブレンドしているという。草加せんべい協同組合・理事長の豊田さんは「大変なのはうちだけじゃない。草加せんべいの100年以上続く伝統を残していきたい」と話した。スタジオでは、「我々の暮らしにはコメが欠かせないんだなと、こういうところからも分かる」、「主食用のコメに目がいくが、こういうところにもしっかり目を向けなきゃいけない」などと述べた。