衆議院選挙は自民公明の与党が公示前の279議席から大きく議席を減らし、15年ぶりに過半数を割り込む一方で、立憲民主党や国民民主党が躍進し、野党が勢力を大幅に拡大した。獲得議席数は、自民党191、公明党24となり与党で過半数の233議席に届かなかった。一方で野党側は、第1党の立憲民主党が148議席を獲得するなど躍進。国民民主党が28、れいわ新選組が9と大きく議席を伸ばしたが、日本維新の会は38、共産党は8と議席を減らした。自民党は裏金問題に関わった候補者46人のうち萩生田元政調会長ら18人が当選する一方で、下村元文科大臣ら28人が落選。公明党・石井代表が落選する厳しい戦いとなった。自民公明の与党は、民主党政権が誕生した2009年以来の過半数割れとなった。一方、今回の衆院選では女性の当選者が73人に上り過去最多となった。推定投票率はANNのまとめでは53.11%前後で前回選挙の55.93%から下がっている。