- 出演者
- 宮根誠司 デーブ・スペクター 蓬莱大介 野村修也 松村沙友理 西尾桃 山本里咲
オープニング映像。
自民党と国民民主党の幹事長会談がさきほどから行われている。このあと国民民主党は、公明党・立憲民主党・日本維新の会とも相次いで幹事長会談を行う。石原さんは玉木代表について「玉木さんは本当に役人の時代から存じておりますけど、参議院選挙、衆議院選挙を演説など聞かせていただいて、国民サイドに刺さる政策を打ち出して発信していると、リーダーとして若い頃から期待を寄せている1人。」などと話した。
きょう午後には自民公明に続き、立憲・維新とも幹事長会談を行い、その上で立憲・野田代表との党首会談に応じる意向を示している国民民主党。熱烈なラブコールを贈る立憲民主党に対して、「政策の一致が不可欠」と主張している玉木代表。政権交代のチャンスを前に野党の駆け引きが激化するなか、自民党に別れを告げた公明党の動向も注目されている。一方、高市総裁は「私が総理に選ばれるかわからない。今はできることをやる」と周囲に話しているとのこと。
先週金曜日、公明党が自民党との連立離脱を表明したことで、一気に不透明感が増した次の総理大臣選び。仮に、立憲民主党・日本維新の会・国民民主党がまとまった場合、政権交代もあり得る事態。キーパーソンとなっているのは、国民民主党の玉木代表。野党一本化には、安全保障や基本政策の一致が条件であると強調している。今後野田代表との党首会談を行う予定で、テーマなどを整理するためきょう夕方野党3党の幹事長会談が行われる。また、ついさきほど自民との幹事長会談が行われた。国民民主党は、各党との協議を踏まえて今後どの党と協力するかを決めるという。こうしたなか、公明党・斉藤鉄夫代表からも新たな発言。昨夜日本テレビのインタビューで、首相指名選挙でどう動くのか問われると「あらゆる可能性を考えています」などと答えた。決選投票の場合、当初は「野党首相の名前は書けない」と話していたが、きのうのインタビューでは野党首相への投票も排除しない姿勢を示した。一方、窮地に陥っている自民党。維新との連携を模索しているが、党内からは「維新と連立を組めば公明党は二度と連立を組めなくなり、自民党にとって“死”を意味する」との声が上がっているとのこと。
石原伸晃さんは1990年に衆院選初当選、2010年~は谷垣総裁のもと幹事長を務め、今年6月に政界を引退した。石原さんは「選挙の弱い方、特に若い方で創価学会が最大の支持母体だと真面目に言う人がいるので、そういう方にとっては(自公連立解消は)痛手でしょうし、地方の郡部などに行くとまだ保守の根があるので、自力で選挙をやる人は『これで自民党らしさが発揮できる』となると思う」などと話した。きょう午前には国民・玉木代表が定例会見、午後1時半~は自民・国民、午後5時~は立憲・維新・国民、午後には公明・国民の幹事長会談が行われる。石原さんは「鈴木幹事長は財務大臣が長かったので、他党の方との話は委員会の席くらいしかない。ですから今ここで(国民民主・榛葉幹事長と)信頼関係を作りたい。政治にはハーモニーがあって、波長の合う人・合わない人がいる。榛葉さんも鈴木さんも穏やかな方なので冷静な議論にしていただきたい」などと話した。もともとは立憲・野田代表が「(玉木代表が)首相を目指すならいろいろなところを含んでまとめるということ。その度量もないといけないので、ご自身も“のりしろ”を持って協議に応じてほしい」「玉木代表は有力な選択肢」としていた。玉木代表は連立について「安全保障政策・エネルギー政策など基本戦略で一致できることが条件」としている。安全保障について立憲は現行の安保法制の意見部分の廃止を目指している。対する国民は現行法制を前提に自衛のための反撃力を保持したいと考えている。原発については立憲は「新増設しない、原発ゼロ社会」、国民は「新増設推進」。石原さんは「影の主役は野田さんだと思っている。立憲の流れを汲んでいる旧社会党が『自衛隊は憲法違反、非武装中立』とまで言っていた政党。そこの党首である村山富市さんが自民党・さきがけ・社会党の連立政権、小沢一郎さんと喧嘩して出てきて政権についた。ただ我々も一番心配していたのは自衛隊を合憲ではないと言ったらすぐに破断になると思っていた。そうすると最初の所信表明で村山富市首相が『自衛隊は憲法違反ではない!合憲であります!』と言った時に議場がすごい熱に侵されたくらいのことがあった。野田さんの気持ちはわかるが、村山さんでさえ非武装中立から『自衛隊は合憲だ!』と言った。その血脈を継いでいる立憲民主党の党首なので、それをやれば野党の連合は十分考えられると思う」などと話した。まもなく両院議員総会が行われる。
きのう自民党・青山繁晴参院議員がスタジオ出演して、「著名な議員が高市新総裁に退いてもらって総裁選をやり直すべきだってことまでおっしゃっている人がいる。総裁選の争いをまだ引きずっている人があきれた」などと話したという。石原さんは、首班指名について「確率論として高いのは自民党単独。野田さんが村山富市さんとおんなじぐりらい大きい度量をみせて、安保法制はこれでいいと言えば、公明が乗っかる野党連合だって十分可能性はある。可能性はあるけども、それができるかというと中々できないんじゃないかというのは率直な印象。」「玉木さんが言う通り、今回は本当に政策が重要で、野党が政権をとってもこれまで公約してきたことを実行するには無駄を省く+どういう財源をここに充てるかが明示しないと国民は納得しないし、安心もされないと思いますね。」などと述べた。
国民民主党・榛葉幹事長の会見映像。鈴木幹事長から「政治の安定性のために新たな枠組みに、是非協力いただきたい」と言われたという。榛葉幹事長は「政治の安定は大事ですが、そのために枠組みありきではなくて、連立組むとか数合わせではなくて、政策実現には我々は協力しますから。ガソリン税と軽油の暫定税率の廃止などを年内履行を確認して、信頼醸成をまず積み上げたいと。」などと話した。
石原さんは「鈴木幹事長はいきなり結婚しましょうと、しかし榛葉さんは結婚する前にはあなたの性格はどうなの好きだけど、すぐに一緒にはなれませんよとそういう風に言ったということではないでしょうか。」などと話した。斉藤代表はきょう民法のテレビで、「今月4日、高市総裁に最初にお会いしたとき我々の考えを伝えた。解決しなければ連立政権協議はない」「西田幹事長から自民になにか案はないですか?と言っていたが、向こうからの話はなかった。先週金曜日からきょうまで間も特に自民からなにもありませんでした」と話していたという。
自民党・緊急両院議員総会の中継映像。本日の議題は「両院議員総会長の選任について」。高市総裁は挨拶の後、「10月4日の党大会に代わる両院議員総会において私に一任して頂いておりました両院議員総会長の選任につきまして、この際松村祥史参院議員にお願いをすることといたしました」と報告した。ここからは松村祥史参院議員が司会を務め、両院議員懇談会を開始。報道陣の取材はここまで。
石原さんは「しゃべった人はぶら下がり(会見で)『私はこういうことを言いました!』って言うんだから、懇談会で物を決めるわけではないので隠す必要はない。少なくともこれまでなら総裁からの説明までで、個々のやり取りはやらないとかもう少しバリエーションがあったが、最近は頑なにメディアの人を排斥する動きが目立っている」などとコメントした。
鈴木幹事長は午後2時40分ごろ会見に応じ「きょうの幹事長会団は私の方から申し入れ、受けていただいた形。申し入れた理由はいま衆参両院において最大与党と言えど、比較第一党といえども、そういう状況の中で日本の政治の安定が損なわれている。一方で我が国を取り巻く内外の課題、経済においては、何と言っても物価高騰対策を急がないといけないし、外交においても安全保障問題・貿易立国たる日本が通商問題でも大変厳しい状況にある中、なんとしてもこれらを解決するには政治の安定性を取り戻さないといけないという思いの中、会わせていただいた。政治の安定性を取り戻すためには基本的な政策が一致しているところと、この後ともに力を合わせて政治を前に進めていくことが一番大切だと認識している。その意味で国民民主党と自由民主党は憲法問題・エネルギー問題など重要な基本政策において一致している政党なので、今後連携して日本の政治の安定を通じ、国民の利益をしっかり守る政治をしていきたい」などと話した。
宮根さんは「鈴木幹事長の話を聞くと、これがまさに少数与党の姿だなと思うのが、『うちと政策が近いのでその政策は協力して進めていきましょう』と国民民主と話をされた。おそらく維新とも『うちはここは飲めるので協力していきましょう』そういうふうに1つ1つの党といろんな交渉をしながら政策を進めていかないといけないので、めちゃくちゃ労力がいるんですね」と言うと石原さんは「労力もいるし、時間も当然かかる。政策といっても大まかな本線は一緒でも法律まで落とすと結構時間がかかる。ですが、そこを丁寧にやらないと齟齬をきたした際に『言っていたことと違う』となる。国民の皆さんにもご理解いただきたいのは、連立政権というのはそんなに簡単に物事は進まない。しかしこれは民主主義の中で世界の国であり得る。少し多めに見て頂いて、ともかくやるべき政策で一致する、そこだけは通して下さいっていう形で当面の物価高対策はやるべきだと思う。宮根さんは「今後立憲の安住さんなんかと話をして、政策の一致を見るとなると、榛葉さんとしては自分たちの政策を立憲の安住さんも飲むという覚悟はあるのか?というところまで詰めていくということですよね?」とくと石原さんは「そりゃあ詰めていかないと。村山富市さんのDNAを継いでいる立憲民主党であるならその時(村山さん)に比べると小さな決断だと思う」などと話した。野村さんは「榛葉さんが結局何を言っているかと言うと、物価高対策について財源も含めどこまでやれるのかということについて、国民(民主)が提示しているやり方をちゃんと年内に実現するというところまで約束さえすればそっちに寄るとはっきり言っている。この方が政策実現としては可能性が高く、特にガソリン税に関して言うと、今年の財源としては(税収が)上振れている部分があるので十分にある。あとは7~8兆円規模になってくる“年収の壁”を上げるかどうかが唯一飲めるかどうか、調整できるかどうかというところだと思う。高市さんは飲むと思う」などとコメントした。
常任幹事会、野田代表の挨拶の中継映像。野田代表は「ちょうどこの時間帯で自民党の両院懇が開催されているとのことなので、公明党の連立離脱を受けどういう意見が出てくるのかを注目して置かなければならない。一方できょうは夕方から立憲と国民と維新の3党幹事長会談が開催される。党首会談に備えた前捌きということで意見交換をする。私自身もそれなりの政治人生を送ってきたが、政権交代できたのが1993年と2009年、自民党から政権を奪えたというのは十数年に1回しかチャンスが巡ってこない。それほど大事な局面なので、丁寧に意見交換をしながらしっかりしたリアルパワーで野党連携に望み、与党に化学反応を起こしていきたい」などと話した。
青山繁晴参院議員は、自民と維新で過半数233まであと2議席。維新の著名な議員が「あと2議席ぐらいどうにでもなるからとりあえずうちと組んでよ」と私に言ってきたと話していたという。野村さんは「もし組んだとすると大きく今までの自公政権と違った色合いの自民党政権になる可能性があると思います。」などと話した。石原さんは「党内で相当議論になると思います。」などと述べた。
石原さんは「国民サイドに誰が立っているかなどを見てもらいたいですね」などとコメントした。
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先週金曜日、公明党が連立政権から離脱を決めたことできょうの東京株式市場では、政局が流動化する警戒感から幅広い銘柄が売られた。午前は、日経平均株価の先物が大きく値を下げたことで、株を買う動きが入り、下げ幅は限定的となったが午後は下げ幅一時1500円超えの場面もあった。
ハマスに拘束されていた人質が解放された13日、トランプ大統領は仲介国の首脳らとともに、ガザ地区の和平に関する文書に署名した。トランプ大統領は、和平計画を進める考えを示し、再建にはガザ地区の非武装化が不可欠だと述べた。その後開かれたガザ地区の和平など協議する会議には、20カ国以上の首脳らが出席したが、ネタニヤフ首相とハマスは欠席した。ハマスの武装解除など和平計画の第2段階は難航が予想されている。
ゼレンスキー大統領は13日、トランプ大統領と17日にワシントンで会談すると明らかにした。ロシアに圧力をかけるために防空と長距離攻撃能力について話し合うとしている。アメリカの巡航ミサイル「トマホーク」の供与を協議するとしている。ロイター通信によると、両首脳は11日と12日に電話会談を行っていて、トランプ大統領はロシアが戦闘終結させない場合、ウクライナにトマホーク供与の可能性もあると言及している。一方、ロシアのメドベージェフ前大統領は13日、トマホーク供与について「誰にとっても特にトランプ大統領にとっても悪い結果となりかねない」と述べている。
リーグ優勝決定シリーズ第1戦のドジャースVSブリュワーズ。大谷選手はフォアボールが3つと勝負を避けられる。両チーム無得点の6回、打席にはフリーマン選手。ソロHRを放った。9回にも追加点を奪いドジャースがリードのまま、ウラでは佐々木朗希投手が登板。2アウトを奪うが、プレーオフに初失点を許し降板。それでもリードを守りきったドジャースが初戦を制した。試合前には、明日の先発予定・山本由伸投手が「良い結果がでるように、とにかく勝つということだけを目指して投げたい」と意気込んだ。