パリ五輪体操の男子団体決勝:金・日本(萱和磨、杉野正尭、谷川航、岡慎之助、橋本大輝)、銀・中国、銅・米国。橋本選手は2か月前、大会前の練習で右手中指じん帯を損傷していた。満足な練習がつめないまま本番に臨んでいた。最終種目、鉄棒。トップの中国との得点差はさらに開いていた。勝負の行方は、不調が続いていた橋本選手に託された。次々と難度の高い技を決めた。岡選手は「最高すぎる」、橋本選手は「これが五輪の金メダルだなともう一度感じられた」とコメント。喜びの声は、国内でも。橋本選手が中学卒業まで通った体操クラブの山岸信行監督は「おめでとう。よかったね」と語った。体操日本。チーム一丸となってつかんだ金メダルだった。