原子力規制委員会は3年前に耐震基準を改正し、震源が特定できない地震の影響を新手法で評価して必要に応じ対策を取るよう事業者に求めている。このうち既に再稼働している川内原発・玄海原発は想定される最大の揺れを見直す必要があるとして、期限とされた4月までに審査に合格しなければ運転停止の可能性があった。原子力規制委員会は九州電力による新たな揺れの想定や地震対策等の基準に適合したとする審査書の案について審議し、正式に取りまとめが決定した。これにより川内原発・玄海原発は審査に合格し運転継続が可能となった。九州電力はそれぞれ補強工事を行うことにしている。