将棋界最高峰の戦い「竜王戦七番勝負」がきょうから始まった。竜王の藤井聡太七冠に、同学年の伊藤匠七段が挑む。第1局は東京・渋谷区の大舞台で行われており、王座戦で史上初の八冠まであと1勝としている藤井七冠は、きょうから竜王の防衛戦にものぞむ。伊藤七段は小学3年のときに藤井七冠をやぶり大泣きさせた逸話も残っているが、伊藤七段は藤井七冠を「常に追いかけてきた自分を引き上げてくれた存在」と語っている。先に4勝すると「竜王」のタイトルと賞金4400万円を獲得することとなる。第1局はあす午後には勝敗が決まる見通し。