新年にあわせた報道各社の取材に応じた藤井七冠。昨年は、対局以外の仕事の以来もいくつかいただき、将棋以外でもいろいろよい経験ができた1年だったと話した。一昨年、将棋界初となる八代タイトル独占を果たすも、去年叡王戦五番勝負で敗れた。初の失冠も経験した、去年の防衛戦について「タイトルホルダーか挑戦者かは開幕してしまえば立場の違いはあまり影響しないと思う、全体として振り返ると対局の結果や内容も含めて波が出てしまった。課題が残った1年だった」と話した。今年の防衛戦・タイトル奪還へは「未知の局面に対する対応力をもっと高めていきたいと思っている」とのこと。ことし最初のタイトル戦は12日、静岡で開幕の「王将戦」永瀬拓矢九段の挑戦を受ける。