飲食店「OGAWA COFFEE LABORATORY」のメニュー「ホンモロコのフリット」に使用される高級魚・ホンモロコ。その生産をビルの屋上でおこなっている。同時にディルなどのハーブも生産している。こうした魚の養殖と野菜の栽培を一緒に行うアクアポニックスの取り組みが全国で拡大している。魚のフンなどの排泄物を含んだ水をろ過することで養分を多く含んだ水となり野菜を育てるために利用。その水は植物を通して浄化され再び水槽に戻る仕組み。大量の水を使わなくても水を循環させることで魚の養殖と野菜の栽培の両方が可能に。また、化学肥料を使わず無農薬で育てられるのも特徴。専門企業「アクポニ」では、アクアポニックスの手法を学べる講座を開講。受講者はこれまでに500人近くに上り、新たに導入したいという声が多く寄せられているという。番組はゼネコン熊谷組の実験施設(佐賀市)へむかった。