国会の会期末になって焦点になっているのは衆院の議員定数削減。しかし審議入りの見通しはたっていない。国会は補正予算案が衆院を通過した。内容は冬場の電気ガス料金の補助や、地方交付金での食料品購入支援など8.9兆円が盛り込まれている。高市首相は今回の予算案は野党の意見も取り入れていると主張。こども1人2万円給付は公明の提案で、ガゾリン暫定税率廃止は国民民主が主張していたもの。国民民主、公明が賛成することで、参院でも可決の見通し。しかし宿題は残っており、維新連立入りの絶対条件である衆院の議員定数削減。先週自民維新が1割を目標に削減する法案提出も審議入りの見通しはたっていない。この状況に苛立ちを見せているのは維新。また、維新は定数削減が出来なければ高市総理は衆議院を解散すべきとの声もある。自民党内は定数削減は全政党に関わるため与党だけでの議論に慎重論もある。追い込まれた維新の次の一手に注目が集まっている。
