自民・公明両党は、次の衆議院選挙の東京での選挙協力の復活に向け協議を進め、自民党は「東京29区」に公明党が擁立する候補者を推薦する一方、公明党は、それ以外の小選挙区で原則、自民党の候補者を推薦する方向で調整している。公明党は、次の衆議院選挙の候補者調整をめぐって、自民党と対立し、東京での選挙協力を解消するとしていた。しかし、岸田総理大臣と山口代表は24日に、与党として議席を最大限獲得するため、選挙協力の復活を目指す方針で一致した。両党は、党首間で文書を取り交わすため協議を進めている。自民党は、「東京29区」に公明党が擁立する候補者を推薦。公明党は、それ以外の小選挙区で原則、自民党の候補者を推薦する方向で調整する。次の衆議院選挙での選挙協力をめぐっては、自民・公明両党から、東京での対立が全国に影響を及ぼすことを懸念する声が出ていた。両党の執行部は、できるだけ早期に文書を交わして、選挙に向けて信頼関係の再構築を図りたい考えだ。