期日前投票は投票日に仕事や旅行、それに冠婚葬祭などで投票に行けない人が事前に投票できる制度。公示日の翌日から投票日の前日までの期間中、原則として午前8時半から午後8時まで市区町村が設置した期日前投票所で投票できる。期日前投票は投票率の向上を目指して2003年に導入され前回、3年前の衆議院選挙では投票者全体のうち期日前投票を利用した人の割合が小選挙区、比例代表ともに34.94%と3分の1を上回った。一方、期日前投票の利用者が増加傾向にある中でも過去4回の衆議院選挙の投票率はいずれも50%台と低いまま。各地の選挙管理委員会では人が集まりやすい商業施設や若者が多く訪れる大学に期日前投票所を設置したり投票所に行くのが難しい高齢者などのために車に投票箱などを積んだ移動期日前投票所を巡回させたりして投票しやすい環境作りに努めている。