第50回衆議院選挙は、12日間の選挙戦を終えて、きょう投票が行われる。今回の選挙では、小選挙区289、比例代表176の計465議席をめぐり、1344人が立候補した。投票は午前7時から全国4万5000か所余りの投票所で始まり、今夜8時に締め切られる。おとといまでに期日前投票を行った人は、1643万人余りで、前回2021年の衆議院選挙の同時期比、約19万人少なくなった。今回は、石破総理大臣が今月1日に就任してから26日後に行われる戦後最短の短期決戦となった。選挙戦では、政治とカネの問題を受けた政治改革の在り方などをめぐり激しい論戦が交わされた。与党が過半数の議席を確保して連立政権を継続するのか、野党が勢力を伸ばして与党を過半数割れに追い込むのかが最大の焦点となっている。開票は今夜8時から順次始まり、あす未明までに大勢が判明する見通し。きょうは、最高裁判所の裁判官の「国民審査」も行われ、前回の衆院選後に任命された6人の裁判官が対象となっている。有効投票の過半数が「×」だった裁判官は罷免されるが、これまでの国民審査で罷免された裁判官はいない。投票の結果は衆議院選挙の結果とともに公表される。