これまで物価高対策最優先と訴えてきた高市首相だが、先週“解散報道”が出た。きのう、自民党が野党に国会での演説日程を示さなかったことから、23日に冒頭解散との見方が強まっている。与党は衆議院で過半数だが、参議院は少数与党のため、仮に衆議院選挙で与党が勝ってもねじれ国会の状況は変わらない。高田圭太政治部長は「今はギリギリの政権運営。内閣支持率が高いうちに国民の信任を得たい」と指摘した。野党からは物価高対策最優先の姿勢と矛盾し、政治空白を生むという批判の声が上がっている。解散となれば、2月8日か15日に投開票となり、選挙後に国会が召集されて予算案審議に入るまで衆議院で1カ月程度かかり、予算の年度内成立が困難となる。暫定予算での対応が長引けば、国民生活に影響が出る可能性がある。高市首相は解散について言及していない。国会で野党に攻め込まれないうちに最短で選挙をしたいという思いがあるとみられる一方、自民党支持率は低く、大勝しなければ求心力が低下することも考えられる。高田部長は「世論にどう影響するかまだ測りかねている状況」と指摘した。
