落選した“裏金”1019万円の旧安倍派事務総長・高木毅元国対委員長は「すべては私の不徳の致すところ」と述べた。“裏金”822万円の丸川珠代元五輪担当大臣も落選し「言葉の限りを尽くし説明させていただいたつもりだが信頼を得るには至らなかった」と話した。小里泰弘農水大臣も落選し「裏金と言われる問題の経緯をいま一度検証して自民党自体が再起を図ることがまず大事」と述べた。落選した候補者からは恨み節も。“裏金問題”では党の役職停止6カ月の処分を受け、14回目の当選を目指した“裏金”1070万円の衛藤征士郎氏も落選し「不記載問題を『裏金、裏金、裏金』と野党はじめマスコミが強く国民に訴えた。非常に大きな選挙戦に影響があった」と話し“自分は不起訴になったのに党の執行部が処分したことが影響した”と主張。“裏金”による処遇で1年間の党員資格停止となった下村博文元文科大臣も「(Q.支部への2000万円支給による影響は?)私自身は4月に政党支部を解散していたから支給があったわけではないが、裏金議員と同じように見られものすごくマイナスになった」と語った。公明党では石井啓一代表と副代表が落選。石井代表は「公明党は不記載問題に全く関係ないが与党というひとくくりの中でみなされる」と話した。選挙の責任はすべて選対委員長の責任だとして自民党の小泉選対委員長が辞任。一方、森山裕幹事長、石破茂総理大臣は続投の見通し。