自民総裁選の情勢を巡りJNNが国会議員の動向を独自に調査したところ、小泉農林水産大臣が全体の3割弱にあたり約80人の支持を受けリードしていることがわかった。次いで約50人支持を獲得しているのは林氏・高市氏、林官房長官は所属していた旧岸田派を中心に前回の総裁選で石破総理を推した議員らも手堅く固め、高市前経済安保担当大臣も旧安倍派・保守系議員ら前回の総裁選を支えたメンバーを軸に支持拡大を図っている。上位3人を追うのは小林氏で党の中堅・若手ら30人強から支持を受けて、茂木氏も自ら率いた旧茂木派を中心に30人前後を固めている。候補者5人は物価高対策としてどんな経済政策を考えているのか。自身が総裁就任した場合に一番実現したい物価高対策について高市氏は「自治体向けの交付金の拡充」林氏は「給付とはガソリン減税」とした。茂木氏も「ガゾリン勢の暫定税率廃止、地方が自由に使えるような規模を増やした給付金」と年内にできる政策を強調した。小林・小泉氏はガソリン減税と将来的な所得減税に踏み込み、小林は「中間層をターゲットとして定率減税」、小泉氏は「所得税は物価と賃上げにあわせて基礎控除等を引き上げていく新たな仕組みの導入」とした。どの政策が実現可能で効果的なのか。