行き場のない女性がたどり着いたのは慈恵病院。蓮田健院長が出向き保護したという。女性は妊娠を周囲に隠していたが、誰にも知られずに出産したいと希望している。昼夜を問わず寄せられるSOS。孤独が女性たちを追い詰めている。熊本市にある慈恵病院でこの日出産したのは、事情を抱え妊娠を周囲にあかせない女性。国内では185人の小さな命が生後間もなく遺棄されるなどし命を奪われている。全てのケースで母親は医療機関以外の場所で出産している。乳児の遺棄を防ごうと、病院が2017年に開設したこうのとりのゆりかごにはこれまでに179人の命が託された。半数以上は危険な自宅での出産で、車の中で出産していたケースも。病院で安全に出産してもらおうと初めてのが女性を匿名で受け入れる内密出産。妊娠を周囲に悟られるわけにはいかないが赤ちゃんの命は残してあげたいという女性のためのもので、内密出産は追い詰められた女性たちの受皿で、病院は2300万円を負担し、3年間で40人を受け入れた。
その女性たちに寄り添う女性が。蓮田院長の妻で新生児相談室の室長の蓮田真琴さん。女性の身もと情報は将来子どもに開示する前提で病院内に保管されている。女性は真琴さんだけに身元を明かし出産にのぞむ。身元は行政にも報告されることはない。行政の支援を受けにくいという意見もあるが、それでもこの仕組みでなければ救えない命があると考えている。軽度の知的障害や発達障害が疑われる場合もあるという。内密出産をしたという女性は小学生の頃から父親にDVや暴言を受けていた。性被害を受けて妊娠したが父親からの虐待を恐れて家族にも相談できなかったという。中絶をしたいと病院を受診したが子どもの親のサインとお金が必要で諦めたという。地元の妊娠相談窓口では親に相談してみてと言われたという。最悪子どもが生まれたらと袋なども買っていたという。親友のすすめでようやく慈恵病院を頼ることができたという。数日間滞在し出産をした。自分で育てたいと心が揺れ始めた女性に真琴さんが寄り添った。赤ちゃんを連れて帰ることもできるがその際は行政に出生届を出すことが条件。
新生児相談室では、相談員がアルバム作りを進めていた。親が育てられない赤ちゃんのためのもの。ただ生い立ちに関する情報をいつどのように伝えるかは国内に指針がないのが現状。赤ちゃんたちは特別要支援組をうけて手続がすすめられる。ただその受け皿が見つかるまでには数ヶ月かかることも。
その女性たちに寄り添う女性が。蓮田院長の妻で新生児相談室の室長の蓮田真琴さん。女性の身もと情報は将来子どもに開示する前提で病院内に保管されている。女性は真琴さんだけに身元を明かし出産にのぞむ。身元は行政にも報告されることはない。行政の支援を受けにくいという意見もあるが、それでもこの仕組みでなければ救えない命があると考えている。軽度の知的障害や発達障害が疑われる場合もあるという。内密出産をしたという女性は小学生の頃から父親にDVや暴言を受けていた。性被害を受けて妊娠したが父親からの虐待を恐れて家族にも相談できなかったという。中絶をしたいと病院を受診したが子どもの親のサインとお金が必要で諦めたという。地元の妊娠相談窓口では親に相談してみてと言われたという。最悪子どもが生まれたらと袋なども買っていたという。親友のすすめでようやく慈恵病院を頼ることができたという。数日間滞在し出産をした。自分で育てたいと心が揺れ始めた女性に真琴さんが寄り添った。赤ちゃんを連れて帰ることもできるがその際は行政に出生届を出すことが条件。
新生児相談室では、相談員がアルバム作りを進めていた。親が育てられない赤ちゃんのためのもの。ただ生い立ちに関する情報をいつどのように伝えるかは国内に指針がないのが現状。赤ちゃんたちは特別要支援組をうけて手続がすすめられる。ただその受け皿が見つかるまでには数ヶ月かかることも。