りくりゅうの始まりを捉えた映像を紹介。運命に導かれた奇跡の7年だった。2か月前、2人はミラノ・コルティナ五輪の熱狂の中心にいた。「りくりゅう」ペア誕生の立役者となった日本スケート連盟フィギュア強化副部長・小林芳子氏を取材した。2012年、当時シングルの選手として競技生活を送っていた木原。2014年、ソチ五輪から採用されたフィギュア団体戦。ペアの男子選手発掘は急務だったという。木原に特に目を向けた理由の1つについて小林氏は「彼の中にすごく誠実さを私勝手に感じていた」などと話した。パートナーを守る「保護能力」を見出され木原はペアに転向した。2014年、高橋成美と共に出場した人生初のオリンピックでは、団体戦5位、個人戦18位。さらに4年後、別のパートナーと出場した平昌五輪で個人戦の結果は21位。2019年夏、パートナーを探すために行ったトライアウトに三浦が参加した。当時について木原は「タイミング合うなっていうのは一瞬で確信した」、三浦は「合わそうとしなくても合っている」などと語っていた。トライアウトから3カ月後の公式戦、東日本選手権の映像を紹介。三浦は「安心感がすごい」などと話していた。2022年の北京五輪では団体戦銀メダル獲得に大きく貢献。さらに翌シーズン、世界選手権で日本ペア史上初の金メダルを獲得し、「年間グランドスラム」を達成。2人は五輪の頂点を見据えてきた。ミラノ・コルティナ五輪のペアSPで2人を試練が襲った。
