事故が起きたのは今週水曜日。東京・西東京市にあるスーパーのエスカレーター。買い物に訪れていた80代の女性は、自分で持ち込んだ買い物用の手押し車とともに店の1階から下りのエスカレーターに乗り込んだ。その後の警視庁の調べで、女性が手押し車をエスカレーターから降ろす際に転倒する様子が防犯カメラに映っていたことが分かった。女性は転倒したあとエスカレーターの手すりの巻き込み口付近で首を挟まれ、病院に搬送されたが死亡した。窒息死だった。警視庁は、女性が手押し車を持ち上げようとしてバランスを崩し転倒したと見て、さらに詳しい状況を調べている。今回の事故を受け、SNSでは「母もつえやカートを使っているから本当に怖い」「以前、スカートが巻き込まれそうになった」などの声。メーカーなどで作る協会(日本エレベーター協会)によると、エスカレーターでの転倒や挟まれなどは、2019年までの2年間に1550件発生。このうち半数近くは60歳以上。手押し車やベビーカーなどをもって乗る危険性について、今回、事故があったエスカレーターとは別のメーカーの担当者・野村耕治さんは、「たぶん一段下に手押し車を置く。体が前かがみになってバランス的に不安定になる」と話す。また、階段と違って歩いて上り下りするようには設計されていないという。そして、万が一事故が起きたときには、周囲に緊急停止することを伝え、手すりにつかまるよう声をかけてから緊急停止ボタンを押してほしいという。
大阪府高槻市のデパートでは、事故を防ぐための対策が行われている。一般的なものに比べてスピードが3分の2になっている。多いときには月に2件あった転倒などの事故が、遅くしてから半年に1件ほどに減ったという。さらに名古屋市では去年、エスカレーターに立ち止まって乗ることを義務付ける条例が施行されたことを受けて、AIを活用した実証実験が行われている。エスカレーターの周辺にカメラやセンサーを設置。歩いたり駆け上がったりした場合、注意が呼びかけられる。メーカーなどで作る協会によると、エスカレーターでの事故の半数以上が、手すりをつかんでいなかったり歩いたりしたことなどが原因だと考えられるという。名古屋市消費生活課・渡邉弥里課長補佐は、歩いている人は半分ぐらいに実験の中で減った数値が確認できたと話していた。
大阪府高槻市のデパートでは、事故を防ぐための対策が行われている。一般的なものに比べてスピードが3分の2になっている。多いときには月に2件あった転倒などの事故が、遅くしてから半年に1件ほどに減ったという。さらに名古屋市では去年、エスカレーターに立ち止まって乗ることを義務付ける条例が施行されたことを受けて、AIを活用した実証実験が行われている。エスカレーターの周辺にカメラやセンサーを設置。歩いたり駆け上がったりした場合、注意が呼びかけられる。メーカーなどで作る協会によると、エスカレーターでの事故の半数以上が、手すりをつかんでいなかったり歩いたりしたことなどが原因だと考えられるという。名古屋市消費生活課・渡邉弥里課長補佐は、歩いている人は半分ぐらいに実験の中で減った数値が確認できたと話していた。