今年4月、東京・西東京の大学に日本で初めてのウェルビーイング学部が誕生した。心も体も健康にするという新しい考え方を学ぼうと90人の若者たちが入学した。学部長は幸福度に関する研究を10年以上続けてきた前野隆司教授。およそ1500人を対象とした調査で仕事や家族関係、収入などが心と体の健康にどう関わっているのか分析。その結果、幸福感を持っていると健康で生活の質も高いことが分かってきた。前野隆司教授は「幸せな人は生産性が高い、創造性が高い、欠勤率が低い、離職率が低い、寿命が長いなどがわかってきた。ウェルビーイング学を世の中に広める学術的な価値もある。それをアウトプットして人々の生活にいかすのはこれからの段階なのでこの学問成果を世の中にいかしていくフェーズに入ってきた」と話した。