去年看護師が大量に退職した、大阪の西淀病院。看護部長の小玉さんが、ある対策を実行に移した。4月1日から夜勤専従者を配置することになったという。夜勤専従の第一号が松木さん、日勤がないため生活のリズムは作りやすいという。夜勤は6000円以上の手当が付くため、多く入りたいと希望する看護師もいる。そこで体力のある若い人に専従になってもらい、他の看護師の夜勤を減らそうと考えた。根本的な解決ではないが、一歩前進した。すると、時間に追われるだけの看護ではやりがいがないと言っていた二木さん。この日、患者さんを外に連れ出した。入退院を繰り返す患者さんが桜を心待ちにしていたことを覚えていたから。患者一人一人に寄り添った看護をしたい、それが多くの看護師たちの願い。