与党は今日、国民民主党を交えた3党の幹事長会談を開きいわゆる103万円の壁の引き上げとガソリンの暫定税率廃止を明記した合意書に署名したがこの文書は具体的な内容は書かれておらず解釈の余地が大いに残されている。103万円の壁について与党側が合意したのはあくまで目指すということだけ、103万円の壁が実際にどこまで引き上げられるかは見通せない。もう1つの合意事項、ガソリン税の暫定税率の廃止についても先の長い話となりそう。自動車に関連する税の議論をするのは2年に一度というのが永田町のしきたりで今年は議論をしない裏の年に当たることから与党は来年の検討課題としたい考え。税に関する議論は通常、年末に行われるためガソリンの価格が下がるのは早くても再来年となる可能性がある。更に財源の課題は残されたままで具体的な議論を行う税調のトップは不快感をあらわにしている。