鎌倉に関する解説。日本政府観光局によると3月の訪日外国人の数は約308万人と初めて300万人を突破し、1か月の数として過去最高を更新したという。日本政府は2030年に、外国人旅行者を年間6000万人にする目標を掲げている。去年の訪日外国人は約2500万人で、ますます訪日外国人が増えることが想定され、それに伴いオーバーツーリズムもより悪化するとみられている。そこで観光庁は今年3月、オーバーツーリズムの未然防止抑制の先駆モデル20地域を選定。その中の1つ、京都・京都市では市内を走るバスであれば1日に何度も乗れるバス1日券を去年9月に廃止した代わりにバスと市営地下鉄の両方を利用できる地下鉄バス1日券の販売を始めている。また富士山では今年7月から富士山5合目付近にゲートを設置。徹夜で山頂を目指す弾丸登山を防止するため、午後4時〜午前3時の間ゲートを閉鎖する。更に登山者数の上限を1日4000人とし、達した場合は規制時間帯前でもゲートを封鎖するという。立教大学の田中道昭教授は「将来を見越していくと、場所によっては既に観光税の導入や乗り物も観光客用の料金と地元の人の料金と差別化していく事が必要」などと話した。ジャーナリスト・増田ユリヤさんは「海外の取材に行くときは地図を持っていく。そうすれば街や国に対する理解も深まり、人との触れ合いもある」などと話した。