マイナ保険証をめぐり医療現場からは高齢者はカードリーダーに顔をかざせない人が多く保険証を預かって手入力の方が早い。訪問看護の現場ではアプリが入った専用のスマホを用意したが現状まだ使用する機会がない。
マイナンバーカードには有効期限と電子証明書の有効期限がある。電子証明書の更新は原則日時予約制で現状2週間待ち。また、マイナンバーカード2025年問題があり来年度約2750万人が更新が必要。有効期限が過ぎるとオンライン資格確認が可能で引き続き医療機関等で受診可能。有効期限が切れた3か月後までに保険者から資格確認書が交付される。有効期限3か月後以降は交付された資格確認書で受診可能。
医療証とは子どもや障がい者などの医療費助成に必要な証明書で、現在マイナ保険証とあわせて持参する必要がある。デジタル庁は全国5自治体において各種医療証をマイナ保険証に一体化を先行実施している。一宮市は3月末から市立病院でマイナンバーカードを医療証として使用可能になっている。
ことし10月末からマイナンバーカードと保険証のひもづけ解除が可能になった。ひもづけ解除システムにかかった費用は249億円。経費の合計は723億円。二重投資の指摘に対し厚労省は「二重投資には当たらない」と答えた。