軽度認知障害と診断され経過観察中の高橋さんに話を聞く。認知機能が低下したと気づいたのは何年前かと聞くとあんまり意識したことはないが少しじつ落ちてきていると感じたという。奥様は日にちがちょっとずつずれたり車をどこに停めたか分からなくなるなどの症状が出ていたという。他の事例として小野先生はニオイが落ちてくるというのも大事なキーワードだという。ニオイは嗅神経から大脳に伝わり、海馬が萎縮すると匂いを感じにくくなるという。また、患者本人は気づきにくため周りの人が小さな行動の変化を当たり前と思わず気にかけるのが良いと話す。続いて軽度認知障害と診断され経過観察中の田中さんは普段の生活で困っているのは人と約束したことなどを忘れてしまうことで、内容の一部を忘れてしまうのは物忘れの可能性が高いが、内容全てを忘れるのは認知症の可能性がある。対策として緑茶が2杯以上飲んでいると話した。