わたしたちを守る新技術、日本の医療AIをマーケティング。次は、がん手術を失敗させないAI。直腸がんとは、大腸がんのこと。成功率が高いと言われる腹腔鏡手術の現場でより失敗を防ぐAI技術が研究されている。水色で示されているのが、AIが表示する傷付けてはいけない神経。神経を切ると身体機能に障害が出るという。傷付けてはいけない尿管は、緑色で表示。院内には、全国の病院から集めた4000例を超える腹腔鏡手術の動画があり、その一つ一つに切ってはいけない部分を人の手で書き込んでいく。医師のチェックを受けながら1人1日30本ほどの動画を作業している。今後は、大腸がん以外のがん手術にも応用できるよう研究が進んでいる。