2018年に83年の歴史に幕を下ろした築地市場。その跡地の開発計画が明らかになった。東京都は先週、再開発を担当する事業者に三井不動産や読売新聞グループなど11社の企業連合を選んだと発表。総事業費はおよそ9000億円に上る。計画では、5万人を収容できる屋根付きの多目的スタジアムを中心に商業施設やホテル、住居棟などが建設される予定。スタジアムは野球やサッカーに加えコンサートなどで使われることも想定している。更に、敷地内には空飛ぶ車の発着場も計画されている。東京都が保有する市場跡地は19ヘクタールで、おととし11月から公募を始めていた。計画に、小池都知事は「広大な面積をどう生かしていくかというのはこれからの東京の良さを発信する最高のところ」とコメント。事業者によると、2025年度に着工し、2030年代前半以降に開業したいとしている。