ソフトバンクから巨人に移籍した甲斐拓也選手の注目ポイントは「新天地での挑戦」。プロ15年目を前に、リーグをまたいだ移籍を決断。ゴールデン・グラブ賞を7回受賞するなど、球界を代表するキャッチャー。与えられた背番号は「10」。阿部慎之助監督が現役時代につけていた番号を託され、正捕手として期待されている。新天地で一からのスタートとなるが、開幕は2か月後に迫っている。1軍キャンプに参加している投手は20人。特徴や持ち味、課題などすべてを把握しなければならない。ブルペンでは自分が受けている投手以外にも視線を向ける。コーチやブルペンキャッチャーからも情報を収集。さらに、気付いた点は積極的に伝える。会話を重ねる中で投手のよさを引き出したいと考えている。この日、受けたのはプロ2年目の又木鉄平投手。昨シーズンの登板は3試合。甲斐選手はリーグ2連覇、13年ぶりの日本一を目指す。