証拠探しのプロの突破劇の再現VTR。トンネル内で多発する謎のスリップ事故の原因はトンネルにたまった排ガスの油だった。水と油が路面にたまると、水はグルービングの溝に流れ込み、油は水の表面に浮いて路面に残りやすくなる。そのため、路面が油膜に覆われたようになり、ブレーキを踏むとスリップしやすくなってしまうというものだった。
証拠探しのプロの突破劇の再現VTR。交通事故鑑定人の元にひき逃げ事件の調査依頼が舞い込んだ。事故発生は2週間前の夜8時30分頃。川口さんは公園の前で婚約者と待ち合わせをしていたが、時間になっても婚約者は来ていなかった。そこで電話をかけたところ、電話口から車の音と衝突音が聞こえた。その後、男性が運転する車が川口さんの前を猛スピードで通り過ぎていった。嫌な予感がした川口さんは車が来た方に向かうと婚約者が倒れていたという。現場近くの防犯カメラに映ったナンバーで持ち主は特定されている。しかし、車を売ってしまったといい、決定的な証拠がない。目撃者はおらず、唯一の手がかりは被害者の服に残されたタイヤ痕だけだった。男性が売ったとされる車を探すも中古車販売店などにはなし。交通事故鑑定人はヤードに渡った可能性を指摘。自動車解体場を巡って車を探すも数が多すぎて分からなかった。交通事故鑑定人は川口さんが電話口で車の音を聞いていたことを思い出す。電話を通すと鈴虫の音が聞こえない現象がある。その理由は周波数。電話で拾える音は300～3400ヘルツの間。通常の排気音は300ヘルツ以下のため、電話口では聞こえない。そこで交通事故鑑定人は事故を起こした車がマフラー改造していると考えた。そして、男性が乗っていた車を発見。車台番号も一致した。しかし、車のタイヤとタイヤ痕を照合したところ、タイヤが一致しなかった。