警察庁は自転車の交通違反に対し、青切符を導入する方針を固めた。現在の取り締まりでは、刑事罰の対象となる赤切符のみの交付で、手続きに時間が掛かるなどの問題があった。そのため、警察庁の有識者検討会で議論が進められてきたが、昨日までに中間報告書が取りまとめられ、16歳以上を対象に反則金を納めれば刑事罰を免れる青切符を導入することが示された。青切符の反則金は原付きに対する金額と揃える方針で、信号無視は5000円、逆走は6000円、スマホなどながら運転は1万2000円が想定されている。酒気帯び運転などは刑事罰の対象となる赤切符が交付される。警察庁は来年の通常国会に道路交通法の改正案を提出し、2026年からの運用を目指している。