一人で暮らす自宅で亡くなった母について語ったのは、娘の大崎夕湖さん。母親・大崎博子さんは、78歳でSNSのXをスタートさせ、自撮り写真や毎日の食事などを投稿。等身大のいきいきとした“おばあちゃんの一人暮らし”が若い世代からも支持され、91歳にしてフォロワー数は20万人超。今年7月、大崎博子さんは、自宅のベッドで息を引き取ったが、その“最期”に対して、SNSでは「自分の理想の旅立ち方だと思いました」「すてきで美しい人生だ」といった反響が寄せられた。今年初めて警察庁は、「孤独死、孤立死」についてのデータを公表。今年1月〜6月に自宅で亡くなった一人暮らしの65歳以上の高齢者は、2万8330人。そのおよそ1割が死後1カ月以上たっても警察が死を確認できていないというデータも。当時ロンドンで生活してた娘・夕湖さん、母・博子さんとはほぼ毎日テレビ電話していたという。趣味の太極拳やマージャン、ハープ演奏にも挑戦するなど、アクティブに生活していたことも“死の早期発見”につながるきっかけになったという。博子さんは、緊急時に備え、近所に住む友人に自宅の合鍵を渡していた。さらに、“突然の事態”に備えた生前の準備も。