政府は昨日、犯罪対策閣僚会議を開き、相次いでいる闇バイトによる強盗事件の緊急対策をまとめた。緊急対策には捜査員が架空の身分証を使って闇バイトに応募する「仮装身分捜査」について、ガイドラインを明確化した上で早期に実施することが盛り込まれた。さらに多くの闇バイトの募集が行われているXなどのSNSについて、メールアドレスだけでなく電話番号の登録など本人確認を強化するよう事業者に要請する。石破総理大臣は「警察庁とデジタル庁が連携し、AIを用いたサイバーパトロールを抜本的に強化する」と強調し、「断固たる決意の下、スピード感を持って対策に取り組んでほしい」と関係閣僚に指示した。