今回調査するのは東京と埼玉にある2つの大型ゲームセンター。東京・豊島区の「GIGO総本店」の店内には約270台のクレーンゲームがあり、全てに台にキャッシュレス決済を搭載されていた。操作方法も進化していて、横と奥に移動するのが一般的だったが、最近はレバーとキャッチのボタンの進化、前後左右細かい調整ができ時間内であれば何度でも動かすことが可能になった。埼玉・八潮市の「エブリデイとってき屋東京本店」には子どもに優しいクレーンゲームも。大人の腰ほどの高さなので上からも見やすく子どもでも狙いやすいタイプだった。さらに1プレイ10円や100円で8回プレイできるものなど、安さを売りにする機械も増えているそうだ。誰でも取りやすく楽しめるようにと進化を遂げたクレーンゲームだが最近は景品の取り方にも変化があり、今までは景品をつかんで取り出し口に入れるのが定番だったが、最近はアームで箱を持ち上げすこしずつずらして落としたり、引っかかっている棒を落とすをゲットできるものや、操作ボタンがないものもある。センサーに手をかざし動かすとアームが動き、手で掴む動作をするとキャッチする仕組みだった。攻略も1つの楽しみ方で色々な取らせ方を提供しているとのこと。去年3月に改訂されクレーンゲームの景品上限額が800円から1000円まで値上げされ、大きい景品が作れるようになったことで通常の1.4倍もあるものなど景品のサイズに合わせアームも進化した。今ではクレーンゲーム限定の景品を目当てに来る人も。本物の野菜や果物が景品になっているクレーンゲームもあり、毎日新鮮な食材を仕入れているそうだ。さまざまなクレーンゲームが増える一方で苦労することは、台数が多く在庫の管理が難しいとのこと。クレーンゲーム人気に比例して仕入れる景品も増加、多い時は週300箱も段ボールで届くそうだ。