チョコレート菓子を生産する愛知・豊橋のメーカーでは、チョコレートの仕入れ費用は4年前の水準に比べ年間で数億円高い状態が続いている。このため、商品価格の値上げや、価格を維持したまま内容量を減らす対応を行ってきた。一方でコスト削減にも力を入れていて、最新の工場ではロボットの活用で必要な人員を従来の6割ほどに抑えている。相模原のコメの販売会社では、銘柄米のこの半年間の販売量は前年同時期比で3割減となっている。会社では去年秋、高値でも仕入れたコメの在庫がある。みずほリサーチ&テクノロジーズの井上淳上席主任エコノミストは、輸入食品の価格の推移を考えると、食品価格の押し上げ幅は当面徐々に緩やかになっていく代わりに、今まで十分に回せなかった人件費にコストを振り向けることが出来るので、今度は食品価格・そのほかの価格の押上圧力としてインフレの要因になると指摘した。
