午前のマーケット情報を伝えた。週明けの日経平均株価は一時3万6000円台を回復した。米中貿易摩擦が緩和することへの期待などからアメリカ株が4日続伸し、今朝の日経平均は257円高でスタート。定期民間株を中心に幅広く買われ、上げ幅が一時360円を超えた。ただ、その後、ハイテク株の一角が下げに転じるなどして伸び悩んだ。日経平均先物は3万5920円。TOPIXは5日続伸。現在、東証プライムの7割近くが上昇しているが、自動車株の上昇が目立っている。豊田自動織機はストップ高気配となっている。トヨタ自動車を中心にトヨタグループの豊田自動織機を非公開化するという報道も。豊田自動織機に関しては時価総額4兆3000億円程度に対して6兆円での買収非公開化と4割程度のプレミアム。トヨタ自動車の動きに関心が高まったが、少なくとも豊田自動織機を非公開化、それ以外のトヨタグループに関しては豊田自動織機が持っている株式の売却を進めるというような見方が市場では出ている。政策保有株の解消を意識した買いがトヨタ自動車やトヨタグループの関連銘柄に入った印象を受ける。トヨタ自動車の株価は4日続伸の動きとなっている。信越化学工業は決算と自社株買いを発表した。経営陣がシグナル効果として自社の株価の割安感を示唆するためにも今回5000億円という過去最大規模の自社株買いに出た可能性が高いとみられる。株価は大幅な4日続伸となっている。現在アメリカ株先物は下落。