ワシントンで行われたG20財務相・中央銀行総裁会議が24日に閉幕した。G20の会議に日本からは加藤財務大臣のほか、日銀の植田総裁が出席。共同声明では、世界経済の見通しについて「経済活動は世界の多くの地域で予想以上に底堅さを示している」としつつも、「成長は国々の間で不均衡が大きく、格差拡大のリスクとなっている」などと強調している。来月5日に迫るアメリカ大統領選挙が、G20各国に与える影響について、議長国のブラジルは「選挙の結果に関わらず、各国の経済政策全般に変化をもたらす可能性がある」と指摘した。