自民党総裁選をめぐっては、きのう高市早苗氏が、けさ加藤勝信氏が出馬を表明した。石破茂氏はきょう、政策発表会見を行う予定だ。高市氏は、きのう午後2時から、90分の会見を行った。冒頭、日本をもう一度世界のてっぺんに押し上げたいなどと述べた。選択的夫婦別姓については、婚姻前の姓を通称使用できるよう法整備したいとした。出馬会見の評価について、伊藤は、45点だとし、得意の政策を中心に話していたが、国民の関心事とはずれていて、岩盤支持層に限定したアピールだったなどと話した。田崎は、40点だとし、様々な政策などを掲げたが、達成時期などが示されず、単なる羅列に終わった、重視する省庁再編は、高市氏が信奉する安倍元総理が消極的だったところであり、違和感を感じるなどと話した。加藤氏は、きょう午前9時から67分間、会見を行った。冒頭、国民の所得倍増に命をかけて取り組むなどと述べた。伊藤は、会見を68点と評価し、失われた30年で、日本は欧米から大きく遅れをとった、そのことを正直に話したことは評価できるなどと話した。田崎は、50点と評価し、国民の所得倍増には、10年か15年かかるとしていて、総裁任期では達成できないことになるなどとし、政策のまとまりはあったが、パンチはなかったなどと話した。
自民党総裁選にはここまで、8人が立候補している。政策活動費について、茂木敏充氏は廃止するとし、小泉進次郎氏は、政策活動費を廃止し、旧文通費も使途の開示と残金の国庫返納を義務付けるとしている。河野太郎氏は、領収書をつけて速やかに報告するのがいいとしている。国会論戦では、野党は政策活動費の廃止を求めたが、自民党は拒否し続けていた。茂木氏としては、立候補にあたり立場を転換したことになる。田崎は、世論を意識した転換である、政策活動費を使っている茂木氏が廃止と言えば、他も同調せざるを得ないなどと話した。田崎は、岸田総理が不出馬に追い込まれたのは、裏金問題に対する対応をめぐり批判を受けたからだが、現在の候補者のなかで、その対応の過程に異論を唱えた人はひとりもいない、今になって何を言っているのかなどと話した。安全保障については、茂木氏は、防衛費の増額のための追加財源のうち、国民の税制でまかなうとされた1兆円について、停止するとし、経済成長による税収アップで、新たな財源を確保しまかなうと説明した。これに対し、石破茂氏は、経済成長で税収が増えるから、防衛増税はやらなくてもいいという理屈にはならないなどとし、林芳正氏は、財源調達が曖昧になり、他国に対し、こんな財源で本当やれるのかという印象を与えてしまうなどとした。伊藤は、茂木氏は、防衛費増額のための財源確保の議論にも参加していたはずで、そこで否定せず、総裁選になって停止すると言い出すのは、党内にも違和感を感じる人が多いのではないかなどと話した。田崎は、防衛増税は、岸田総理の指示で進行した、幹事長の立場では総理の指示に従わざるを得なかったが、元々増税には反対だったというのが茂木氏の論理構成だなどと話した。
自民党総裁選にはここまで、8人が立候補している。政策活動費について、茂木敏充氏は廃止するとし、小泉進次郎氏は、政策活動費を廃止し、旧文通費も使途の開示と残金の国庫返納を義務付けるとしている。河野太郎氏は、領収書をつけて速やかに報告するのがいいとしている。国会論戦では、野党は政策活動費の廃止を求めたが、自民党は拒否し続けていた。茂木氏としては、立候補にあたり立場を転換したことになる。田崎は、世論を意識した転換である、政策活動費を使っている茂木氏が廃止と言えば、他も同調せざるを得ないなどと話した。田崎は、岸田総理が不出馬に追い込まれたのは、裏金問題に対する対応をめぐり批判を受けたからだが、現在の候補者のなかで、その対応の過程に異論を唱えた人はひとりもいない、今になって何を言っているのかなどと話した。安全保障については、茂木氏は、防衛費の増額のための追加財源のうち、国民の税制でまかなうとされた1兆円について、停止するとし、経済成長による税収アップで、新たな財源を確保しまかなうと説明した。これに対し、石破茂氏は、経済成長で税収が増えるから、防衛増税はやらなくてもいいという理屈にはならないなどとし、林芳正氏は、財源調達が曖昧になり、他国に対し、こんな財源で本当やれるのかという印象を与えてしまうなどとした。伊藤は、茂木氏は、防衛費増額のための財源確保の議論にも参加していたはずで、そこで否定せず、総裁選になって停止すると言い出すのは、党内にも違和感を感じる人が多いのではないかなどと話した。田崎は、防衛増税は、岸田総理の指示で進行した、幹事長の立場では総理の指示に従わざるを得なかったが、元々増税には反対だったというのが茂木氏の論理構成だなどと話した。