減税や積極財政を求める”財務省解体デモ”をめぐり、林官房長官は財政余力の確保が必要と理解を求めた。林官房長官は「背景の1つには賃金は上がっているものの食料品などの物価上昇が賃金上昇を上回る中で、日々の暮らしや生活において負担感が高まってきていることがあるものと考えている」と述べ「賃上げの効果が出るまであらゆる政策を総動員し物価高対策に取り組んでいる」と強調した。デモでは減税や積極財政の主張があるが、林官房長官は社会保障や国防のためには「財政余力の確保」が必要とし、財政健全化の重要性に理解を求めた。