4回の優勝を果たし、大関を30場所務めた貴景勝が土俵を去ることになった。貴景勝は兵・県芦屋市出身の28歳。強烈な突き押し相撲を持ち味に、初土俵から4年後の平成30年の九州場所で初優勝を果たし、よくとしの春場所後に大関に昇進した。その後はたび重なる首やひざのけがなどに苦しんだが、大関を通算30場所務め、昇進後も3回の優勝を果たしていた。しかし、角番で迎えた7月の名古屋場所で5勝10敗と負け越して、大関から関脇に陥落。今場所は初日から連敗し、首のけがを理由に3日目から休場していた。日本相撲協会はきょう、貴景勝の引退と年寄「湊川」の襲名を発表した。貴景勝はあす、引退の記者会見を行う予定。