マイナ保険証を持たない後期高齢者などに交付されるのが資格確認書。資格確認書は健康保険証と同様に使うことができる。資格保険証はマイナ保険証が問題なく使えていれば不要なものだが、世田谷区と渋谷区は国民健康保険の加入者全員に交付する方針を決めた。マイナ保険証の利用率は先月末で3割弱にとどまっている。保坂展人区長は「新たな制度の理解が浸透、潤滑に切り替えられているとは言いがたく、医療保険には入っているが保険診療が受けられないということがあってはならないと考えた」などと話した。厚生労働省は「事実確認を確認した上で対応を検討したい」などとしている。