来月10日で東京大空襲から80年。一夜にして約10万人が犠牲になったとされている。空襲で焼け残った東京・墨田区の賛育会病院にあったエレベーターの機械室とみられる部屋をスタジオに再現。当時は相当な音頭の熱風や炎にさらされたことが分かる。東京・江東区・東京大空襲戦災資料センターでは空襲で亡くなった人の遺品や日記など資料約6000点を収集し公開してきたが、東京は戦後急速に復興が進んだため遺構は余り残っておらず、被害の様子を伝える実物は貴重なものだという。今回みつかった部屋の壁や天井の一部を保存することにした。東京大空襲戦災資料センター・千地健太学芸員は「実物が持つ力があると思う。今でも空襲、戦争は続いており、その中で被害を受けている一般市民がどうなるのかを想像することが平和につながるのではないか」と話す。東京大空襲の日に生まれた小野芳子さんのコメント。
住所: 東京都墨田区太平3-20-2
URL: http://www.san-ikukai.or.jp/sumida/hospital/
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