ドル円相場は153円台。円高ドル安が進んでいる。ふくおかフィナンシャルグループ・佐々木融さんがスタジオで解説「円高が始まったのは、米国のハイテク株が売られ始めてボラティリティーが上がって、円キャリーの巻き戻しがあった。きのうもかなり売られているのでそのあたりが影響」などと述べた。米国PMI(購買担当者景気指数)について「コンポジットで見ると約2年ぶりの水準でかなり調子がいい。ユーロ圏と日本も発表されている。ユーロ圏はドイツが弱く足を引っ張っている。フランスはサービス業を中心に比較的好調。五輪に対する期待も影響しているのではとのコメントもあった。日本はPMIは回復しているが、注目したいのがインプットコスト、投入価格が上がっている。製造業は15カ月ぶりの水準まで上昇。近い将来、円安を背景に財の価格ももう1回インフレ率が高まってくることを示唆」などと述べた。