去年2月、東京・赤坂の現場に伊野尾慧と魔裟斗が訪れた。今回解体するのは国際新赤坂ビル。西館は空きスペースが2つに分かれているため解体作業を行うには狭すぎるという。その結果、都心の解体ならではの難関が立ちはだかる。今回の工事ではビルの壁面に大型のタワークレーンを設置する計画。タワークレーンの腕の部分であるジブの長さが最低でも46m必要なのだがどうやって敷地の中で組み立てるかが問題。地下駐車場へのスロープのほか樹木も点在しているためジブの先端が敷地の外に突き出てしまい地上で組むのは困難だという。難関ポイント1 極狭スペースで巨大タワークレーンを組み立てよ。ビルを建てるときは建物がないので地上で組めたが解体は制約だらけになってしまう。